第11回緊急雇用対策本部 2009年02月24日
緊急雇用対策本部
緊急雇用対策本部(本部長:菅代表代行)の
11回目の会議が国会内で開かれ、スウェーデンの
雇用政策についてヒアリングを行った後、民主党の
雇用創出プランと今後の活動方針について協議しました。
ヒアリングの中では、スウェーデンの失業対策において、
特徴的な点として以下の2点が非常に印象に残りました。
1. 失業保険による手厚い所得保障と
就労支援の活動保障がセットになっている点
2. 失業保険は政府管掌ではなく、
社保庁所管となっていない労働組合が所管している点
失業保険を労働組合が所管していることから、組織率も
高く、同一価値労働同一賃金も、労働組合と産業界・政府の
合意があり、成り立っています。これまでの議論と同様、欧州の
モデルを日本に当てはめればそれでよい、というものではありませんが、
諸制度を参考にしつつ検討を進めていきたいと考えています。