議院運営委員会理事会(同意人事) 2017年04月18日
今通常国会で2回目となる国会同意人事の
提示を内閣から受けました。国会同意人事とは、
人事官や日銀総裁や政策審議委員、公正取引
委員やNHK経営委員など、国会の同意をもって
任命する人事のことをいいます。
その提示は、衆参両院の議院運営委員会の
理事会で同日同時刻に内閣官房副長官から
提示されることとなっています。
昨年の提示では、事前報道や提示された
候補者に経歴詐称ともいえる経歴違いなど、
様々な事案があり、都度その対応に追われ
ましたが、今回は静かな提示となり、野党とは
いえ、安堵しています。
国会がねじれていたり、与野党の議席差が
僅差であったりしたときは、国会同意人事の
同意・不同意を決めるプロセスにおいても、
本会議においても緊張感がありましたが、
今は圧倒的な議席差のゆえ、内閣から
提示された人事案はよほどのことがない
限り同意されることが見えており、緊張感が
欠如しているような気がします。
ただ、一つひとつの人事案について、野党の
立場から同意・不同意をしっかり見ていくという
プロセスは大事だと思っていますので、今回は
特に人事官と原子力規制委員会委員長人事に
ついては議院運営委員会を開会して、所信聴取
と質疑を行いますので、そこでもしっかり見たいと
思います。