吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

情報通信WT(第7回) 2011年06月02日

2011年6月2日

  • 座長挨拶

第7回目となる情報通信WTを開催しました。

前回は、東日本大震災の復旧の観点から
情報通信インフラの復旧と今後必要な対応
についてヒアリング、意見交換を行いましたが、
今回は復興の観点から会議を開きました。

再生可能エネルギー等の観点から注目を
集めている「スマートグリッド」について、
現状における政府の取り組み状況について、
総務省と経産省からヒアリングを行いました。

スマートグリッドでは、
機器の消費電力特性抽出等により電力の
流れを情報化し(電力×ICT)、
(1)電力使用量の「見える化」
(2)電力需要に対応した「デマンドレスポンス」
(3)トータルの電力使用量を地域レベルで
最適制御(マイクログリッド)等を実現することが
可能になります。

電力使用量の「見える化」が進むことだけでも、
各家庭や企業においてその時点での使用量が
明確になり、使用料を抑えることが可能になります。

節電が喫緊の要請として求められる中、
この取り組みを例えば東京電力管内だけで
進めるだけでも、電力使用量の効率化を図る
ことが出来ます。

スマートグリッド導入に向けてICT分野に
おいて解決すべき課題としては、

・スマートグリッド導入にかかるコスト問題のクリア
・通信プロトコルの標準化や柔軟性の高いネットワークの構築
・高い信頼性を持つネットワークが必要不可欠

などが挙げられます。

被災地支援という観点から、第二次
補正予算等で、まず電力の「見える化」を
首都圏を中心として進めることにより、
節電等から取り組みを進めていくことが
出来ないかどうか、考えてみたいと思います。

規制・制度、コスト面など解決すべき
課題が多いのは事実ですが、出来る
ことから進めたいと考えます。
 

活動記録