第２１６回国会（臨時会）は、３日間の延長を経て１２月２４日に閉会しました。

閉会翌日の１２月２５日、政治倫理審査会は被申立議員４名の弁明と質疑を朝早くから行いました。

１２月１８日と１２月２３日の政治倫理審査会では、それぞれ４名と１名の弁明と質疑を行いましたが、これらの審査会はこれまで弁明を求めないとしていた議員のうち、最初に公開で弁明に応じるとされた方（厳密にいうと４名＋１名）でした。

もちろん、本審査会は規程第２２条に定めるとおり、非公開原則であることは承知しておりますし、その旨も発言しています。

ただし、１２月初旬の弁明の在り方に関する意向調査に関しては、これまで８か月以上院の出席要求の議決を残念ながら放置されていたこと、国民の関心も高いこと等、当初の意向が示された４名以外全員が非公開であることは残念である旨発言しました。ただ、非公開原則がある以上、これ以上こちらから何かを申し上げることは難しい、議員一人一人のご判断であるということも発言しています。

３月１４日は弁明を求める依頼文書を、５月１７日は審査会の出席要求の全会一致の議決を、そしてこれに加えて、審査会長名での出席及び説明を求める公文書通知をご覧になってなお１２月に入るまで申出がなかったことは考慮しつつ、幹事会で協議した上で、粛々とできうる限り手続を進めていくほかありません。

参議院における事案の審査に入ったのも、政治倫理審査会の弁明が行われることになったのも２０２４年が初例となりました。審査が続いていますので、多くは書けませんが、いろいろな意味において非常につらい審査会です。