吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

東日本大震災被災地(岩手県) 2011年04月11日活動記録

2011年4月11日

  • 震災1ヶ月同時刻黙祷

  • 8mと12mの防潮堤

  • 無料特設公衆電話

東日本大震災発生1カ月にあたる
4月11日?12日、岩手県久慈市、
野田村、普代村、田野畑村を訪れました。

津波で全てが流されてしまった状況を
目の当たりにし、言葉を失いました。
また、安否不明の方が一刻も早く確認
されることを祈りました。

大震災からちょうど1カ月にあたる
4月11日14時46分を野田村役場で
迎え、村長や役場の皆さんとともに
黙祷を行いました。
——————————————

普代村では防潮堤と水門が機能して
死者が出なかったと報道されていますが、
実際はそれ以外の防潮堤が大津波に
よって破壊され、多くの尊い命が奪われ
ました。

引き波によって破壊され、状態が悪くなった
防潮堤も多くありました。また、8mと12mの
防潮堤が並んで建設されている場所も訪れ
ましたが、それぞれの所管省庁が異なっており、
8mの防潮堤だけが完全に破壊され、被害に
影響しているという現実を知りました。

かつての縦割り政治の弊害と、強固な
防潮堤の再建の必要性を痛感しました。
——————————————

避難所に関しては、規模の小さい所を
中心に8ヵ所訪ね、被災者の方から政治に
対する多くの切実な要望や課題を伺いました。

一日も早い仮設住宅への入居、入居期間
(現在は二年)の延長、雇用の場の確保、
生活再建に関する明確な国の方針など、
「生活を再建するための見える何か」が欲しい、
ということが共通した声であり、思いでも
ありました。
——————————————

また、今回訪ねたどの避難所にも、NTTの
無料特設公衆電話や無料携帯電話が設置
されていました。

強い使命感のもと、自ら被災しながらも、
昼夜を問わず懸命な復旧活動を続ける
全国の先輩や仲間のことを思い、かつて
通信事業者に身を置いた1人として、胸が
熱くなりました。

初当選以来、「いのちを守る政治」を
信条の一つとして質疑に立ち続けて
きました。

今回の視察を通じ、命を守り、命をつなぐ
通信インフラの重要性を噛みしめ、思いを
新たにするとともに、政治に求められる
役割の大きさを改めて感じました。

微力ながら、これからも「いのちを守る政治」
の実現に向けて、精一杯活動してまいります。

活動記録