吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

経済産業委員会・農林水産委員会連合審査会

2023年9月13日

参議院経済産業委員会は、国会閉会中ですが9月8日、経済産業委員会と農林水産委員会連合審査会を開会し、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水に関し、政府及び参考人に対し質疑を行いました。

連合審査会とは、参議院規則第36条に「委員会は、審査又は調査のため必要があるときは、他の委員会又は調査会と協議して連合審査会を開くことができる。」とされており、コロナ禍に入ってからその開会数は増えています。

私自身、6月に閉会した通常国会では、GX電源法の審査の過程で経済産業委員会として、環境委員会内閣委員会、それぞれと連合審査会を開会し、特に後者は衆議院ではその開会がかなわなかった連合審査でしたので、その分、少しでも充実した審査に近づけたのではないかと思っています。

開会中であれば、連合審査会のための議決は数日前に行うことがほとんどですが、閉会中でもあったことから、連合審査会を開会するにあたり、その直前に経産委員会、農水委員会を開いて連合審査会に関する議決(子委員会は親委員会に申し入れを、親委員会は申し入れの受諾のため)を行った後、連合審査会開会の運びとなりました。

親委員会は、私が委員長を務める経済産業委員会となりました。

連合審査会前の経済産業委員会においては、東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水に関する件について、農林水産委員会から連合審査会開会の申入れがあった場合はこれを受諾することを決定した後、連合審査会における政府参考人の出席要求の件及び参考人の出席要求の件については委員長に一任することに決定しました。

その後、経済産業委員会・農林水産委員会連合審査会理事会を開会しましたが、レアケースだったかもしれません。連合審査会が当日議決だったため、すでに経産委員会と農水委員会の理事・オブザーバーのみならず、委員全員が揃った状態での連合審査会理事会開会となったからです。

連合審査会理事会は、それぞれの理事・オブザーバーの出席を得て開会するため、通常の理事会室で行うのではなく、連合審査会を開会する委員会室で行うことがほとんどであるため、とてもオープンに行われます。

直前の経産委員会理事会では、議論になった事項もあります(機会を見て紹介したいとも思っています)が、親委員会の理事会で整理されているため、連合審査会理事会は合意事項の確認が中心となり、定刻の13時に開会となりました。

出席大臣は、経済産業大臣と農林水産大臣と整理されているため、総理の出席はかなわず、本来であれば全大臣の出席が得られる予算委員会を開会すべきと考えますが、各会派で合意が得られたのが連合審査会であるならば、その機会を活かさないわけにもいきません。

8年前に引き続き、2回目の経済産業委員長としてはこれが最後の差配となるだろうな、と思いながら、各会派の質疑や答弁に耳を傾けた3時間となりました。

各会派の理事、オブザーバー、委員の皆様、参議院事務局、経済産業省をはじめとする省庁の皆様、改めてこの間誠にありがとうございました。

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