国際女性デー
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国際女性デー(ミモザの日)
3月8日は国際女性デー。
これに先立つ形で3月2日、世界銀行は190か国・地域の男女格差の現状を法整備の進捗状況から評価した報告書を公表した。
日本の順位は、104位。
経済協力機構(OECD)加盟38か国で断トツの最下位。
これは、「起業」「雇用」「賃金」など8分野での女性の経済参加に関する法規制を検証したものだが、日本の場合「雇用」は男性の50%、「賃金」は男性の25%という具合である。さらには、OECD加盟34の高所得国のうち、職場でのセクハラに関する法律がないのは日本だけである。
我が国においては、人口減少局面に入って久しく、人口の半分を占める女性に不利益な対応をしている余裕はないはずだが、この現状である。
1986年に男女雇用機会均等法、1999年に男女共同参画法がそれぞれ施行され、2000年には男女共同参画計画も動き始めたが、その歩みは遅々として進んでいない。
私は、1999年に会社員として社会人生活をスタートし、2006年7月に会社を退職、国政選挙の予定候補者となった。
2006年7月に会社を退職した時点で私は29歳。私の出身組織で国政選挙の候補者が女性となったのは私が初めてのことであり、しかもすべての候補者の中で最年少でもあった。
当時の状況を考えると、若輩の私を全国各地の皆様に国政に送り出していただいたことがどれほどのことであったか、思い返すたび身が引き締まる。
今でこそ、政権がスローガンに女性活躍を(一応)掲げ、2018年には政治分野における男女共同参画推進法など成立しているが、2006年にそこまでの潮流はなかったためである。
当然ながら国会の中の壁も厚いのだが、2007年から現在に至るまで、課せられた役割は地道に果たしてきた。だからこそ、筋のとおらないことは正す勇気を持って、しなやかに前へ進んでいきたいと思う。
「女性政治家エンパワメント研究会」での野田聖子会長の言葉をときどき思い出す。女性議員が長くその活動を続けることができるようまず頑張ること!と。
そこからより良い政治を希求し、より良い社会をつくっていくほかないのだから。
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