議運筆頭理事の任を終えて
私、吉川さおりは2年務めた議院運営委員会
筆頭理事の任を、先日9月15日をもって無事に
終えることができました。
議運理事会
議運委員会
本会議
議院運営委員会は、本会議の議事設定に始まり、
参議院の運営すべてに関わる案件を協議する場です。
もちろん、どの委員会もそれぞれの役割があり、ひとつ
ひとつが重い責任を負っていることに相違ありませんが、
国会運営上、議院運営委員会の役割は突出していると
言って過言ではありません。
その議院運営委員会の筆頭理事を2年務めさせていただきました。
初当選以来、その責任の重さを理解していただけに、
2年前の議員総会で議運筆頭理事に指名されたときは
大きなプレッシャーを感じたことも事実です。
それでも2年、何とか無事にその任を務めることが
できたのは、本当に多くの方に支えていただいたからです。
特に、心と気概ある事務局の方々には、感謝の気持ちで
いっぱいです。心ある方に色んな意味で助けていただきました。
本当にありがとうございました。
また、議会人として、多くの気づきと学びに恵まれた2年でもありました。
この2年、国会法をはじめとする法規・先例を議員の中では
おそらく誰よりも勉強し、これらを尊重することに拘ってまいりました。
なぜなら、議運理事会でその議事設定を行う本会議は、
様々な法規・先例等に則って運営されているからです。
この数年、政略的配慮を優先し、法規・先例をないがしろに
する傾向が散見されますが、法規はもちろん、議会の先人の
知恵である先例は尊重すべきです。
議運筆頭理事として、2年目の通常国会最後、共謀罪
法案では委員会採決を省略し、本会議で直接採決する
中間報告を与党が選択したため徹夜国会となりましたが、
急きょの本会議登壇で、冒頭5~6分と最後は原稿の
ないまま臨みましたが、自然と法規・先例に触れていました。
私たち民進党・新緑風会は、参議院第二会派として
存在してはいますが、従前と比べると会派所属議員
数は格段に減ってしまっています。
私はこの現実を謙虚な姿勢で受け止めつつも、議事
運営や院の運営で筋を通すことを心がけてきました。
議運筆頭理事の任を終えるにあたり、幾つかの継続
協議案件を残していること等、議運理事会に少し心を
残しつつも、今後は院も党も一歩引いた立場から、国民
各層の多様な意見を反映するための充実した議論が
できる立法府をつくるべく、この2年の経験も活かしつつ、
私なりの努力を続けてまいります。
与野党各会派、各省庁をはじめとする議運理事会に
関係する全ての皆さま、そして参議院事務局の皆さま、
この2年大変お世話になり、誠にありがとうございました。
これからもご指導のほど、宜しくお願い申し上げます。
吉川さおり 拝
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