吉川さおり 参議院議員(全国比例)

国会質疑録

第174通常国会/国民生活・経済に関する調査会議事録(2010年4月14日)

2010年4月14日

国民生活・経済に関する調査会

○会長(矢野哲朗君)

国民生活・経済に関する調査を議題とし、
「幸福度の高い社会の構築」について
委員間の意見交換を行います。

本調査会は、これまで3年間にわたり、
「幸福度の高い社会の構築」をテーマに
調査を進めてまいりました。

本日は、これまでの調査を踏まえ、最終
報告書を取りまとめるに当たり、委員各位の
御意見をお述べいただきたいと思います。

議事の進め方でありますけれども、まず各委員から
お1人5分以内で御意見の表明を行っていただきたい
と思います。また、その後、時間がございましたら、
必要に応じて午後3時30分ごろまでを目途に、委員
相互により自由に意見交換を行っていただきたいと
存じます。

その辺は様子を見ながら筆頭間でもって進め方を
協議をいただきたいとも思います。おおむね3時半
ということで御予定いただきたいと存じます。

なお、御発言は着席のままで結構であります。
それでは、これより適宜指名いたしますので、
御意見をお述べいただきたいと思います。
吉川沙織君、お願いします。

○吉川沙織君

民主党の吉川沙織です。
発言の機会をいただきまして、ありがとうございます。

今まで、私自身は1年間の在籍となりましたけれども、
幸福とは何か、様々な参考人の方からお話を拝聴して
考える機会をいただきました。

日本社会の幸福度は、経済は今はちょっと停滞ぎみ
ですけれども、経済成長をしてきたにもかかわらず、
私たちの幸福度は全体的に低下をしているということ、
そして希望を持つことが幸福感や生活への満足感に
つながるということ、そしてまた、失業している人は
総じて希望を持てない、幸福度が低いというお話を
伺ってまいりました。

また、所得が増えたとしても、なかなかそれが
必ずしも幸福度でつながるとは限らないということ。

失業者の幸福度を上げるためには、金銭的な
分配よりも同額の資金で仕事をつくった方がよい
という考え方もあります。

私自身は、希望を持てる社会、どの世代の人も明日に
夢や希望を持てる社会が幸福度の高い社会ではない
のかなと、いろんな参考人の方のお話を伺いながら
感じてまいりました。

私は、現時点においては、参議院において議席を
いただいている一番若い議員として今仕事をさせて
いただいております。この調査会でも2度ほど申し
上げましたけれども、一番若い参議院議員として
今はいますけれども、元々は会社員として仕事を
させていただいておりました。

今、そのときよりもひどい状況と言われていますが、
大学を出ても、高校を出ても、それ以外の学校を出ても、
社会に出ようとしてどんなに働きたいと思っても、思うように
職に就けないまま、若しくはどんなに働きたいと思っても
職に就くことができないまま社会に出ざるを得ない、そういう
若い世代の方々が増えています。