2013年10月23日国会質疑録
予算委員会
質疑模様、安倍内閣総理大臣答弁
麻生財務大臣答弁、質疑模様
質疑模様、田村厚生労働大臣答弁
10月23日の予算委員会では基本的質疑として、
総理をはじめ全ての閣僚が出席の下、党政調会長
代理として質疑に立ちました。
●主な質疑内容
現政権における経済政策の方向性、今後の雇用・労働に
大きく関わる国家戦略特区諮問会議の在り方、サイバー攻撃
対処と情報セキュリティ政策について、総理以下、関係閣僚の
認識と見解を質しました。
(1)アベノミクスの達成目標 [総理、財務、厚労、経産、経済再生]
- 1-1.アベノミクスの考え方
- 1-2.アベノミクスによる実質成長率見込み
- 1-3.民間設備投資増加見込み
- 1-4.内部留保への懸念
- 1-5.大企業における交際費の損金算入への所見
- 1-6.平成23年所得再分配調査結果(H25.10.11発表)に対する見解
- 1-7.雇用者報酬増加見込み
- 1-8.法人税率引き下げ効果
(2)相対的貧困率と非正規雇用、国家戦略特区 [厚労]
- 2-1. 国家戦略特区諮問会議から外されることに対する見解
(3)サイバー攻撃対処と情報セキュリティ対策 [総理、内閣官房、総務、防衛、IT担当]
- 3-1.サイバー防衛隊の任務と役割
- 3-2.サイバーセキュリティにおける各府省縦割り弊害防止策(内閣官房長官)
- 3-3.現時点におけるサイバー攻撃に対する自衛権の発動に対する見解
- 3-4.WindowsXP移行等に係る情報セキュリティ対策支援
●概略
(1)について
現政権の経済政策については、空気感や景気感は
上がったものの、小泉政権下時と同様、一部の企業のみ
業績が上がり、一生懸命生活する人や勤労者にその
恩恵が行き渡らない恐れを、小泉政権直前年度と最終
年度の各経済指標を用いながら指摘しました。いわゆる
トリクルダウン理論を引用し、経済政策が生活者・勤労者
に届く政策に対する認識を総理に質しました。
(2)について
雇用ルールや労働時間法制に関する規制緩和が含まれ
かねない国家戦略特区に関しては、今回先送りされたもの
の今後の動向に注意が必要です。特区の意思決定を行う
国家戦略特区諮問会議で、関係大臣の一人であるはずの
厚労大臣が除外されたことについて、民主主義の手続きから
見解を質しました。
(3)について
サイバー空間は、陸海空、宇宙と並び得る新たな自衛隊の
活動領域として位置づけられ、国家間の安全保障上の重要
課題です。サイバー攻撃そのものが、武力攻撃に該当するのか
否か、サイバー攻撃に対して自衛権発動が可能か否か、国際法
及び憲法に基づき、慎重な検討が必要です。現時点における
サイバー攻撃に対する自衛権の発動について総理の見解を
質しました。また、情報セキュリティに関連して、国家間を巡る
視点も大事ですが、わが国地方における目配りも欠かせません。
2014年年4月にWindowsXPのサポートが終了するにも関わらず、
更新が間に合わない自治体に関する現状を質し、その危険性と
更新の必要性を指摘しました。
約1時間の質疑内容について、参議院webページからそのまま引用しています。
大まかな項目ごとに分割してアップさせていただきました。ご覧頂ければ幸いです。
- 議事録1/8(PDF:382KB)
アベノミクスの考え方 - 議事録2/8(PDF:563KB)
アベノミクスによる実質成長率見込み - 議事録3/8(PDF:323KB)
大企業における交際費の損金算入への所見 - 議事録4/8(PDF:453KB)
平成23年所得再分配調査結果に対する見解 - 議事録5/8(PDF:810KB)
雇用者報酬増加見込み - 議事録6/8(PDF:562KB)
法人税率引き下げ効果 - 議事録7/8(PDF:477KB)
国家戦略特区諮問会議から厚労大臣が外されることに対する見解 - 議事録8/8(PDF:717KB)
サイバー攻撃対処と情報セキュリティ対策