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2014年5月29日国会質疑録

総務委員会


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質疑模様、笹島人事・恩給局長答弁

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質疑模様

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新藤総務大臣答弁、質疑模様

5月29日の総務委員会は、行政制度、公務員制度、
地方行財政、選挙、消防、情報通信及び郵政事業等に
関する調査として開会し、35分の質疑に立ちました。



主な質疑内容

5月30日に内閣人事局が発足となることから、総務
委員会として公務員制度を所管する最後の日、質疑
冒頭で国家公務員の人員政策の在り方について問い、
後半はWindows XP移行状況について問いました。

(1)国家公務員における成果目標と人員政策の在り方 [総務省、人事院]

  • 1-1.公務部門における成果主義的考え方
  • 1-2.国会事務局における人員配置に対する見解

(2)Windows XP移行問題に係る現状と課題 [総務省]

  • 2-1.地方公共団体におけるWindows XP移行状況
  • 2-2.XPに更新することが出来ない理由
  • 2-3.地方公共団体におけるXP依存システム状況

(3)地方公共団体における情報セキュリティの現状 [総務省]

  • 3-1.ICT-BCPの策定状況
  • 3-2.地方公共団体におけるICT部門の業務継続計画策定に関するガイドライン見直し予定
  • 3-3.セキュリティポリシー策定状況、研修実施状況
  • 3-4.バイドゥIME問題とIE脆弱性問題への対応と課題

概略

(1)について
  バブル経済崩壊後、民間企業では業績維持のため、人件費
  圧縮に奔走し、効率化の名の下に現場対応部門が一律削減
  されてきました。人事政策では成果主義が導入されましたが、
  客観性等の欠点も指摘されています。公務部門においては、
  市場原理や競争原理がなじまないのではないかということ、
  また国会事務局においては政治情勢に左右され、それぞれ
  の活動量を一定にしたくともそれが出来ない状況にあるにも
  関わらず、余りにも表面的、雑駁な数値で人事政策が行われ
  かねないことについて、政府の見解を問いました。

(2)について
  Windows XPは4月9日が移行期限となっており、これを
  放置することは自治体において情報セキュリティ上、様々な
  問題を抱えることになることから、国と地方自治体における
  更新状況について政府に確認を行いました。人員も財源も
  不足している地方においては、国以上に短期的な目標、結果
  だけの追求等の弊害が現れており、予防的な観点の行政は
  後回しにされているのが実態であると考えます。

(3)について
  業務継続計画=BCPについては、ICT部門にICT-BCPが
  存在することから、策定状況について都道府県、市区町村
  それぞれの状況を確認しましたが、進んでいるとは言い難い
  状況にあります。今後発生が懸念される各種災害やサイバー
  攻撃等に備え、早急な策定が不可欠であることから、策定が
  進まない理由について、政府の見解を質しました。目に見える
  住民サービス向上と比較して、予防的観点の行政はどうしても
  後回しになってしまっている現実を改めて指摘するとともに、
  情報セキュリティ対策には国の支援が不可欠であるとしました。

議事録一覧

35分の質疑内容について、参議院webページからそのまま引用しています。
大まかな項目ごとに分割してアップさせていただきました。ご覧頂ければ幸いです。