2016年3月24日国会質疑録
総務委員会
質疑模様、上田NHK監査委員答弁
籾井NHK会長答弁、質疑模様
質疑模様、浜田NHK経営委員長答弁
3月24日の総務委員会は、公共放送に関する件として
質疑が設定され、2014年1月25日のNHK会長の就任
会見に端を発する公共放送を取り巻く混乱について、当時、
総務委員会の筆頭理事として幾度も質疑を重ねたことを
踏まえ、45分の質疑に立ちました。
視聴者・国民の代表として、公共放送が重大な局面に
あるとの認識の下、経産委員長として総務委員会を
離れていた期間に起こった不祥事等を含めて、個別の
事態についての確認を中心に質疑を行いました。
●主な質疑内容
(1)公共放送を取り巻く混乱への対処
(2)NHK会長の言動等と放送法第73条との関係
(3)頻発する不祥事に関する経緯
●概略
(1)について
2014年1月のNHK会長就任以後、国会承認事項であるNHK
予算案の全会一致の慣例が崩れてしまっています。参議院総務
委員会の附帯決議を本当に重く受け止めているのか等、予算案が
3年連続で全会一致とならないことに対する会長と経営委員長の
見解を質しました。
(2)について
放送法第73条において、NHKは業務遂行以外の目的に支出しては
ならないと規定されています。会長の私用目的のため、ハイヤー料金の
支払い、あるいは立替え払いはできませんし、これ以外に解釈の余地は
ありません。ところが、2016年3月24日、衆院総務委理事会に提出された
文書では、法令違反の行為であるにも関わらず、法令解釈捻じ曲げて
正当化しようとしたことについて、会長と監査委員に見解を質しました。
(3)について
NHKの土地取得にかかる一連の問題について、NHK子会社の
利益剰余金の額を確認することからはじめ、その活用法の在り方、
土地取得することのメリットとデメリット、放送法に抵触する手続きが
行われようとしていたのか否かの確認を会長等に行いました。
いずれにせよ、進んでいた手続きが突如として止まったこと、その
不自然さを時系列に辿りながら見解を質しました。
45分の質疑内容について、参議院webページからそのまま引用しています。
大まかな項目ごとに分割してアップさせていただきました。ご覧頂ければ幸いです。
- 議事録1/3(PDF:264KB)
公共放送を取り巻く混乱への対処 - 議事録2/3(PDF:632KB)
NHK会長の言動に伴う放送法第73条との関係 - 議事録3/3(PDF:582KB)
最近の不祥事に関する経緯