2009年3月30日国会質疑録
総務委員会
質疑模様、委員会全景
質疑模様、福地NHK会長答弁
3月30日の総務委員会では、20分の時間をいただき、
議題となったNHK平成21年度予算案について質疑に立ちました。
●主な質疑内容
昨年のNHK予算案の質疑と同様、以下の観点から質疑を行いました。
(1)視聴者主義の考え方
(2)訪問集金廃止に伴う視聴者との接点減少などの問題点
(3)経営効率化と現場職員のモチベーション維持
●概略
(1)について
昨年の質疑同様、視聴者主義とは何か、との考え方のもとで質疑に立ちました。
主に、1.視聴者との接点・回路という側面、2.公共放送NHKを成り立たせる所以である
視聴者の皆様からの貴重な資源である受信料収入と効率化の側面から質問を行いました。
(2)について
(1)の質問に引き続き、自身の営業経験と思いを踏まえ「視聴者との接点」
の観点から質問を行いました。平成20年10月1日より受信料の訪問集金制度が
廃止になっています。しかしながら、訪問集金は昨年度末時点で支払い方法全体の
13.4%を占めており、488万件もありました。訪問集金廃止後、不払いが増える懸念や
そのための未納対策などにかかるコストを指摘しました。そして、何より、一般的な
視聴者との接点・回路を失ったことに対するNHK会長の見解を質しました。
(3)について
視聴者を大事にすることは、現場で働く人を大事にするとの思いから、
3か年計画との関連を問いました。3か年計画では、技術・営業・事務を
効率化したうえで、放送部門へのパワーシフトが具体的施策の一つとして
掲げられています。しかしながら、放送部門へのパワーシフトが経営計画の
全体目標である接触者率の向上(3年後80%)と支払い率の向上(3年後75%)に
資することになるのか、NHK会長に見解を問いました。