吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

次の内閣 2014年06月10日

2014年6月10日

  • 次の内閣

会期末も近くなってきましたが、次の
内閣が開会され、各委員会で動いて
いる議員立法案件についての審査、
ならびに一任案件報告等が行われました。

今次国会は、最終盤にきて、議員
立法の動きが活発化しています。
このこと自体は歓迎すべきことだと
思います。

会社員時代に週末だけですが、必死に
学んだ大学院での講義(立法過程論)を
思い出してみても、我が国においては
内閣提出法案の審議が中心となって
いるため、議員立法提出法案の割合が
どうしても低くなるためです。

しかしながら、現在与党が中心となって
提出されようとしている法案の中には、
本来は内閣提出法案とすべきようなもの、
十分に時間をかけて質疑を行い、成立後
に発生する問題点や課題を明らかにすべき
もの、そもそも立法過程において議論が
不十分と思われるものなどが混在しており、
立法府としてこれで良いのか、と思うものが
あるのは否定できない側面としてあります。

事実、議員立法として与党が各党に
呼びかけをしながらも、与党内で異論や
問題点が噴出し、手続きが終わらなかった
ものもあります。他にも様々な事例は
ありますが、会期末で慌てて処理すべき
とは思えないものがあるのは事実です。

立法府として、会期末で駆け込みの
議員立法の在り方については、しっかり
議論する余地があると強く感じています。

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