吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

第24回参院選スタート  2016年06月24日

2016年6月24日

  • 石橋みちひろ出陣式

  • 石橋みちひろ候補と

2016年6月22日、第24回参院選が公示され、
選挙戦本番がスタートしました。今回の参院選は、
今後の日本社会の在り方を決める選挙であり、
議会制民主主義を機能させるための選挙であると捉えています。

前者に関しては、2012年夏、社会保障と税の一体改革
関連法で、消費税を初めて目的税化し、増税分は将来世代の
負担軽減と社会保障に充てることを、当時与党だった民主党は、
党を割りながらも決めました。

しかしながら、現政権は、2014年の総選挙で国民の皆さまに
信を問うた理由である、消費税率引き上げの見送りと、延期は
二度としない、引き上げられる経済状況をつくると断言して
総選挙をしたにも関わらず、第190回国会が閉会した今月
6月1日に再度の見送りを表明したのです。

今後の社会の有り様と国民の生活に責任を持つのが政治です。

これまでの政権が積み上げてきた膨大な借金を返していかねば、
未来を生きる次の世代に全て押しつけることになりかねませんし、
超高齢社会に突入している今、増え続ける社会保障費の給付と
負担の在り方を国民全体で考えていかねばなりません。

今は、高度成長期ではありません。

私が社会に出ようとして、就職活動をしたとき、日本社会は
まさに就職氷河期でした。バブル崩壊後の社会経済状況に
直面し、愕然としたことが昨日のことのように思い出されます。

今は、右肩上がりの日本経済社会ではありません。

だからこそ、日本の社会の現状を見つめ、真摯に議論すべき
であるにも関わらず、そして、支持率の高い現政権であるにも
関わらず、その責任を放棄したことが悔しくてなりません。

これは、今回の参院選が、議会制民主主義を
機能させるための選挙であるということにも繋がります。

なぜなら、2014年12月の総選挙の際、消費税率引き上げの
見送り延期は二度としないと断言して選挙をしたにも関わらず、
再度の表明をしたのが、国会が閉会した今月6月1日だったからです。

今国会において、消費税率の引き上げ予定については、
本会議や委員会の場で幾度も質疑が行われましたが、
総理はじめ行政府は、見送りについて実質何も答えませんでした。

にもかかわらず、国会が閉会するその日に、再度の見送りを
表明したのです。国会が閉会してしまえば、基本的に次の国会が
召集されるまで、開かれた議会の場で、与野党の議員が議論を
戦わせる場はありません。

立法府軽視、国会軽視も甚だしいと言わざるを得ません。

私は良識の府、再考の府である参議院に議席を預かる議会人の
ひとりとして、今回の選挙が、議会制民主主義を機能させることが
できるかどうかの分岐点のひとつだと捉えています。

与党と野党が緊張感とバランスを持ち、行政府をチェックする。
そんな議会構成にすることが、今のこの状況だからこそ、必要だと思っています。

2016年6月22日、第24回参院選が公示され、私は東京で
比例区「石橋みちひろ」候補の出陣式・第一声から選挙戦
本番の活動をスタートさせました。

本当に厳しかった3年前の自身の選挙戦を思い出しながら、
人の温かさと議席の重みを噛みしめながら、今回改選となる
比例区「石橋みひろ」候補をはじめ、全国各地の仲間の応援に回ります。

選挙区は、民進党公認・推薦候補へ。
比例区は、労働法制の専門家である「石橋みちひろ」候補へ。

全国各地の皆さまのご支持、ご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

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