吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

第7回緊急雇用対策本部 2009年01月21日

2009年1月21日

  • 緊急雇用対策本部

  • 菅本部長挨拶

第7回目となる緊急雇用対策本部が院内で開催され、
派遣会社・業界団体からのヒアリングと今後の活動について
協議しました。

派遣会社側は、ここ数年新規参入した会社の多くが、
派遣労働者をモノ扱いしていると述べ、派遣業が届出
業務なしで誰でも簡単に始められることが悪質業者を
多く生む問題の一端であると説明しました。

そのほか、派遣法の問題点および製造業への派遣
見直しへの見解を求めるなどの意見をお聞きしましたが、
私自身は一点に絞って、派遣会社(経営者)の皆さんに
質問を投げかけました。

ヒアリングには、5人の方にお越し頂きましたが、
うち3人は派遣会社を実際に経営されている方でした。

それぞれの平均年齢と男女比についてお伺いしたところ、

A社:31歳/5対5
B社:31歳/8対2
C社:29.8歳/6対4

という回答をいただきました。

私は現在32歳ですが、まさに同世代の多くを中心として、
派遣という働き方を余儀なくされている側面が捨てきれません。

同世代を中心に、派遣という働き方が広がっている現状に
鑑みれば(もちろん様々な年齢層の方がいらっしゃることは
充分承知しています)、やはり「就職氷河期」の影響が考えられます。

派遣法の議論と併せて、若年者雇用の現状と
問題についてもしっかり議論していかなければならない
ことを、改めて痛感させられました。

現在、第二次補正予算案が参議院の予算委員会で
審議されていますが、その委員会でも、私が国会の
初質問(厚労委員会)で取り上げた若年者雇用問題
やり取りが行われていました。

私が初質問に立った一昨年の11月は、景気回復途上に
あり、雇用問題は注目されていませんでしたが、非正規
という働き方を余儀なくされている若年者雇用問題が
将来的に日本社会・経済にもたらすであろう影響について
問題提起し、指摘しました。

当時、指摘していた項目が、本国会の予算委員会で
やり取りされているのを見て、厳しい雇用情勢になり、
問題が表面化して初めて、やっと議論されるように
なるのか・・という複雑な気持ちになったのは事実です。

しかしながら、中長期を含めた雇用対策と
セーフティネットの創設が急務であるとの認識が
高まったことに相違ありません。

望めば誰もが誇りを持って働ける環境の実現に向けて、
真面目に働けば流した汗が報われる社会の実現に向けて、
力を注ぎます。

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