第２１１回国会（常会）の会期終了日は、会期末手続を行うための委員会を開会しました。昨年１０月３日の本会議で２回目の経済産業委員長に選任されてから、この間、あっという間でした。

公正中立の立ち位置を求められる常任委員長ということもあり、国会質疑に立てない期間でもありましたが、久々の常任委員長は議会運営や委員会運営の面でまた違う視座を持ち、気づきを得ることができたように思います。

とくに、今回は衆議院で重要広範議案となった電気事業法等の一部改正案など大型法案を扱うタイミングとも重なり、会派間で賛否は異なれど、後議の院として衆議院とは違う形でいかに審議を充実させるかという点において、与野党で真摯に協議いただいた結果、衆議院ではかなわなかった審議が実現したことはうれしいことでした。

また、施行日修正以外の修正議決を行う議案（法案）も発生するなど滅多にない経験もさせていただきましたし、さらには前回の経済産業委員長時代に扱った法案の本格改正時期とも重なるなど、不思議な巡り合わせもありました。

いずれにしても、この間無事に務めを果たすことができましたのは、経済産業委員会を構成する与野党各会派の理事・オブザーバーの皆様、委員の皆様のご協力があってこそのことでした。

そして何より、委員部や調査室の皆様には大変お世話になりました。経産省の皆様におかれましてもここ数年と比べると大型法案が多く大変だったと思います。

久々の経済産業委員会の所属でもありましたが、前回とは違った形で多くの気づきに恵まれた２回目の常任委員長の経験となりました。

関係するすべての皆様に心から感謝と御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。