衆議院解散・総選挙 2012年11月18日
私は、参議院社会保障と税の一体改革
特別委員会で理事を務めさせて頂いた
ことから、関連8法案の採決が困難な
局面に遭遇した際、党首間で「近いうち」に
信を問うことで関連8法案の採決環境が
整ったことを委員会運営の現場で経験
していました。
ですから、そんなに遠くはないとは思って
いましたが、それでも予期せぬ形で解散の
日を迎えました。
11月16日、解散前の最後の法案採決
(総務委案件)を参議院本会議場で終えた
その足で、私にとって3度目となる衆議院
本会議場に急ぎました。
1度目は、2008年末に私自身が法案
提出者として参議院から提出した緊急
雇用対策法案の衆院採決(自公により
否決)を、2度目は前回の衆院解散の
本会議、3度目となる今回も本会議場の
傍聴席(参院議員席)に向かいました。
衆院本会議場は何とも言えない雰囲気、
傍聴席(傍聴席には様々な種類があります)
が大勢の人で溢れかえっている状態の中、
紫のふくさが届けられ、憲法第7条に基づき、
衆院議長から衆院解散が宣言されました。
参院議員は解散がなく、任期が明確である
ため、腰を落ち着けて政策立案に取り組む
ことが可能ですが、衆院議員は解散と同時
に失職し、選挙の洗礼を受けることを衆院
本会議場で改めて実感しました。
今回は、前回と違い、完全に逆風の中で、
仲間や先輩議員は政策の訴えをしていか
ねばなりません。
それでも、今の政権では、人への投資を
大事にし、高校授業料実質無償化等を
実現し、経済的理由による中退が確実に
減少するなど、これまで光が当たらなかった
政策分野に光をあててきたのは事実です。
格差をこれ以上広げないよう、若い世代が
明日に夢や希望を持てる社会を作るために、
これまでの古い政治に戻してはならないと
強く感じています。
もちろん、組織運営等で稚拙さがあった
ことは否めないと感じています。反省すべき
ところは真摯に反省しながら、私自身も微力
ながら時計の針を戻さないよう、防災に名を
借りた公共事業乱発政治にならないよう、
訴えさせて頂くつもりです。
吉川さおり 拝
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