吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

議員総会 2016年11月28日

2016年11月28日

昨年は、憲法第53条の規定に基づき臨時会の
召集を要求したにも関わらず、秋の臨時国会が
開かれることなく、年に一度しか国会が召集されない
初めての年となってしまいました。

(日本国憲法第53条:内閣は、国会の臨時会の召集を決定
することができる。いづれかの議院の総議員の4分の1以上の
要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。)

参議院は、「決算重視の参議院」と言われることも
あるように、決算の審査を重視しています。よって、
議会の先人が、決算の早期提出を行政に求めてきました。

決算は予算と異なり法規範性は有しませんが、決算審査の
意義は、国会で議決された国の予算の執行実績を審査する
ことにより、その結果を後年度の予算編成や政策遂行に反映
させることにあります。

そのために、決算が早期に国会に提出されることは、
審査の充実や後年度の予算編成等に反映させるに
あたり、必須条件です。

財政法上、決算の提出時期は、翌年度の常会とされて
いますが、参議院改革協議会の報告や内閣に対する
参議院議長からの要請を受けて、平成15年度決算は
平成16年秋の臨時国会に提出され、以後、原則として、
秋の臨時国会への提出が定着しています。

しかしながら、昨年は秋の臨時国会がなかったため、
今年の通常国会冒頭の提出となり、結果、決算審査は
窮屈となりました。

今年は、11月18日に国会に決算書が提出された
ことを受け、決算重視の参議院としては、11月30日
までの会期内に決算審査の本会議を立てる必要が
ありました。

11月25日の本会議で平成27年度決算の審査に
入れたことは、参議院として良かったと思っています。

来年、通常国会での決算委の省庁別審査では、
今年に引き続き、色々勉強しておくかどうか検討中です。

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