新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の件に関し、国会報告のための議院運営委員会が開会されました。

2022年に入ってから実に６回目を数える国会報告となりました。

今回は、北海道・青森・福島・茨城・栃木・群馬・千葉・東京・神奈川・新潟・石川・長野・岐阜・静岡・愛知・三重・京都・大阪・兵庫・和歌山・岡山・広島・香川・高知・福岡・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島を区域として、３月６日まで期間延長や区域指定となりました。

担当大臣からの報告を受けた後の質疑においては、３回目のワクチン接種が遅れてしまったことが現在の死者数の増大を招いているのではないかとの問いに対し、２回目のワクチン接種が日本は遅かったことを答弁では強調していましたが、昨年11月時点で２回目接種から８か月間隔を空ける政府方針が示された影響の方が要因としては大きいはずです。

個人的には、基本的対処方針や国会報告、政府対策本部の前の日の晩に総理が記者会見をしたことが気になっており、２つの点で問題があると考えます。

ひとつは基本的対処方針分科会と政府対策本部で正式決定であり、これらを待たずして記者会見を先行させたこと。ふたつは記者会見をするのであれば、国民の代表が集う国会報告の場でこそ、政府方針を語るのが筋であること。

国会軽視はもちろん、手続軽視の傾向に危惧を抱いています。