吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

経産部門会議 2015年03月26日

2015年3月26日

経産部門会議では、熱供給システム改革について、日本熱供給
事業協会より、熱供給事業の現状と熱供給システム改革について、
ヒアリングを行いました。

熱供給事業とは、加熱もしくは冷却された温水、冷水、蒸気を
熱導管によって、複数(2つ以上)の建物へ供給することですが、
供給面積は、国土全体の0.01%に留まっています。

熱供給導入のメリットとしては、下記の点が挙げられます。
・エネルギーの有効利用=省エネ
・地球温暖化防止
・都市景観の向上、都市防災への貢献など

都市防災という観点では、東日本大震災時、熱供給施設に
ついては、いわき市の施設は熱源設備・熱導管の損傷を受けた
ものの、その他東北・北関東の12施設においては、熱供給施設に
ダメージがなかったとのことです。

一方、熱供給事業の課題として、幾つかの点が示されましたが、
熱導管の埋設等に関する道路占有許可申請等の行政手続きに
あたっては、事業区域や供給設備計画の確認により、事業者と
しての適格性をチェックする仕組みが必要であるとの考えについて、
印象に残りました。

また、会社員時代に勤務していた大阪のビル付近では、、地域
特性を活かし、河川水を熱源として活用し、変電所の排熱もホテルの
給湯に利用されていることを知り、熱供給事業の可能性を感じることが
できました。

ちなみに、熱供給事業法の一部を改正する法律案も、「電気事業法
等の一部を改正する等の法律案」の中に束ねて提出されています・・。

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