平成27年度総予算の審議時間
4月9日参議院本会議での可決・成立により、平成27年度総予算の審議が終わりました。
参議院における今年度の総予算の審議時間について、振り返ってみたいと思います。
今年度の総審議時間は75時間55分、うち対政府質疑は69時間55分、TV中継入り質疑は41時間22分でした。
今年のTV中継入り質疑は、平成4年に国会召集が1月に改正されてから、平成24年度総予算の48時間12分に次いで、2番目に多い審議時間でした。
なお、衆議院と同じ16日間の審査日数と、15日間の質疑日数が確保されました。
ちなみに、衆参で質疑日数が並ぶのは、平成12年度以降、今回で3回目です。
平成21年度と平成26年度の総予算審議の際ですが、前者は野党が参院で多数を持つ「ねじれ国会」、後者は衆議院での質疑日数が最短であったことから、衆参で並ぶ結果となりました。
一般的に、参議院での審議日数は、衆議院の7~8割程度と言われていますし、上記の2例とは異なる状況下で衆参で質疑日数が並んだこと、また、この間、暫定予算や日切れ法案等の処理、さらには統一地方選挙前半戦告示等があったことを考えると、比較的審議ができた方、と言えるのではないのでしょうか・・。
