吉川さおり 参議院議員(全国比例)
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議会雑感

日切れ法案の行方(想定)

2015年3月11日


今日、3月11日は東日本大震災から4年を迎える日です。

今日は特に、国民全体で被災地に思いを寄せ、復興を願う一日であると思っています。政府主催の追悼式が、午後都内で天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、執り行われることもあり、今日の国会は静かです。

今日、質疑を伴う国会審議が行われた委員会は、日切れ法案を抱えている衆議院財務金融委員会が国税の質疑を午前中に3時間行ったのみです。

これまでこのブログで説明させていただいたとおり、依然として、3月13日(金)に衆議院で予算案が採決される可能性が高い状況です。よって、年度末までの国会日程第二弾を考えてみたいと思います。

今回は、日切れ法案を抱える委員会のうち、3月9日以降の衆議院財務金融委員会と衆議院総務委員会の審議状況について、またまたカレンダーを作ってみました。

2月下旬からそうなのですが、予算委員会の隙間を縫う形で、両委員会は動いています。衆議院に関しては、予算関連法案でもある日切れ法案は予算案と一緒に採決される見込みですが、参議院に関しては、年度末までの委員会定例日が限られていることから、様々なことを考えながら与野党とも委員会運営にあたる必要があります。

仮に、今考えられる最短コースで参議院に予算案が送付されたとしても、最初の総括質疑が終わるまでは、日切れ法案の趣旨説明・質疑のための本会議は開けません。毎年、国税・地方税に関しては趣旨説明・質疑は本会議から委員会へという流れですが、本会議を開ける最速の日は、3月20日(金)となります。

3月20日以降、年度末までに残された参議院常任委員会の定例日は、3月24日(火)、3月26日(木)、3月31日(火)のみです。

ただ、法案審議に入る前に、それぞれの常任委員会で今次国会に臨む大臣所信を聴取し、その所信に対する質疑を終える必要がありますので、年度末までの残り日数を考えると日程のやり繰りは大変です・・。