総予算の審査時間
平成29年2月28日、参議院予算委員会では平成29年度総予算の実質的審査が始まりました。
質疑時間のカウントが、参議院独特の「片道方式」ということもあり、当初予定と少し違う進行になっています。
参議院は、憲法上の規定により、送付されてから30日で自然成立するという宿命がありますので、審査期間より質疑内容をいかにして充実させていくか、が大きな課題のひとつではありますが、外形上、予算委員会における総予算の審査時間はどの程度か、見てみたいと思います。
〇衆議院で総予算の審査時間が長かった年(平成以降)
平成9年 123時間47分
平成7年 105時間
平成3年 103時間42分
平成10年 103時間30分
〇衆議院で総予算の審査時間が短かった年(平成以降)
平成元年 24時間3分
平成19年 66時間30分
平成22年 69時間10分
参議院は、上述のとおり総予算の審査日程に制約がある中ですが、審査時間が長かった年とそうでなかった年を見てみたいと思います。
〇参議院で総予算の審査時間が長かった年(平成以降)
平成11年度 90時間28分
平成24年度 80時間27分
〇参議院で総予算の審査時間が短かった年(平成以降)
平成元年度 34時間39分
平成20年度 46時間48分
平成23年度 47時間28分
参議院における平成29年度総予算の審査時間は、個人的に非常に気になるところです。
