議席の指定と会派変更
○参議院先例録11
議席は、議員の所属会派別により指定する
議員の議席を定める場合、議長は、あらかじめ議院運営委員会理事会に諮って会派別に区分し、各会派の申出に基づき召集日の前日に議員の仮議席を定め、召集日に仮議席のとおり指定するのを例とする。
会派に所属しない議員の議席については、原則としてその全部を一区画内にまとめ、個々の議員の議席は、議長が議員在職年数、年齢等を考慮の上、定めるのを例とする。
(注)第1回国会の当初の議席は、会派別に区分することなく年長順に定めた。
第190回国会召集日から3日しか経たない1月7日に、会派の届け出がなされたことを「常会冒頭における新会派結成」で紹介しました。
その中で、6人会派と5人会派が統一会派を組んだのですが、蓋を開けてみれば9人の統一会派となりました。さらに、統一会派でありながら、採決行動は統一されない(?)模様です。
いずれにせよ、差分の2人は、無所属の道を選択したのですが、そうなると、上記先例に従って、議席の移動が発生します。
常会が始まってから、最新の議席図をアップしたにも関わらず、直後に変動が生じることになりますが、偶然にも議席図で隣り合わせる会派が一緒になりましたので、今回の議席移動は、無所属の区画にとどまる見込みです。
余談ですが、参議院では、最後列の議席は、10人以上の会派=院内交渉会派に割り当てることとされています。
大会派においては、最前列に当選回数が少なく、当選回数が同一であれば若年者ほど前の席になることが多いのですが、昔は最前列が最も重い議席だったという説もありますので、考え方は人それぞれでしょうか。
私なんかは、最前列とか最後列とか関係なく、議場に議席があるだけですごいことだと思うんですけどね。
それにしても、議会の在り方全般で思い悩むことの多い日々が続きます。滅多に書かない個人の呟きでした・・。
