国会の議席(第195回特別会)
○衆議院規則第14条、参議院規則第14条
議員の議席は、毎会期の始めに議長がこれを定める。但し、必要があるときは、これを変更することができる。
議席には、号数及び氏名標を附する。
第195回特別会は、平成29年11月1日に召集されました。今回は、衆議院解散を経た特別会ですので、衆参で最初の議事が異なっています。
衆議院は日程第一で議長の選挙、日程第二で副議長の選挙を経た後、日程第三「議席の指定」、参議院は日程第一で「議席の指定」が行われました。
議席については、衆議院では議席表、参議院では議席図と呼んでいるだけでなく、議席数と議席配置ルールも衆参で異なっていますので、改めて下記に紹介したいと思います。
[議席数]
衆議院 : 480の議席(座席)があり、そのすべてに議席番号が付されていますが、そのうち15については議員に割り当てられていません。
参議院 : 460の議席(座席)がありますが、うち議席番号を付したもの、242となっています。
○衆議院議員の定数減と議席割当て変更について
衆議院議員の定数は、平成29年10月22日執行の第48回総選挙において10減の定数465となりました。
それまで議員に割り当てられていない議席は5のみでしたが、今回、それに減員分の10が上乗せされた形で、15について議員に割り当てないことになりました。ちなみに、空席箇所となったのは、左右両翼のひな壇側各1列(7席)、野党側空席列隣の最前列1席(7席)プラス議席番号2の計15です。
[会派別の議席配置]
衆議院 : 議長席に向かって左側から大会派順
参議院 : 最大会派が議席の中央部分に位置し、次に大きい会派が順次その左右を占める
第195回特別会召集日である平成29年11月1日、本当に多くのアクセスをこのブログにいただきました。そして、そのほとんどが議席表(議席図)をアップしたり、衆参の議席配置ルールを紹介したりしたエントリーに対してでした。
どの議員がどの辺りに座っているのか、どの会派がどの辺りの配置なのかという情報が多くの方に求められていることを改めて実感しました。
そこで、今回も最新の衆参の議席表(議席図)を掲載します。衆参の議席配置とそのルールの違い、さらには最大会派の議席の多さをご覧いただければと思います。
(参考)
「衆参のちょっとした違い(本会議場の議席数とその配置)」 平成27年4月4日
「議席の指定と議席図」 平成28年1月4日
「国会の議席(第193回国会)」 平成29年1月24日
