吉川さおり 参議院議員(全国比例)
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議会雑感

衆議院予算委の総予算審査-その2

2016年2月4日

衆議院予算委の総予算審査-その1」で、衆議院予算委員会における総予算審査に関し、審査日数と審査時間について、平成12年以降の最長・最短をそれぞれ紹介しました。

今回は、総予算の審議日数について見てみたいと思います。

ここで留意していただきたいのは、審日数と審日数の違いです。

まず、審日数とは、実際に予算委員会を開会して総予算の審査を行った日数のことをいいます。

翻って審日数とは、衆議院予算委員会で趣旨説明の聴取を行って審議入りしてから、衆議院予算委員会で議決するまでの日数のことをいいます。

これらを踏まえて、平成元年以降、衆議院予算委員会での総予算審査で一番日数がかかったのは、というと、平成8年度の第136回国会です。

この国会は、住専問題があり、趣旨説明聴取の1月26日から委員会議決の4月11日まで、実に77日間も審議に要しました。途中、委員会室封鎖等の特殊行動もありました。

今年の日切れ法案は、衆議院本会議入りのタイミングが例年と異なる様相を呈しており、年度末の参議院の状況が早くも気になる今日この頃です。