経済産業委員会(閉会中審査)
2015年9月27日、第189回国会は閉会しました。
今の時期は、例年であれば、秋の臨時国会が開かれています。
しかし、今年は未だに開かれる気配すらありません。
野党5党等は、日本国憲法第53条に基づき、10月21日に
臨時会の開会要求を出しています。にもかかわらず、未だに
開会されていないのが現実です。
野党5党等は、引き続き、臨時会の召集を要求しつつ、委員会の
閉会中審査を求めた結果、私が委員長を務める経済産業委員会
は、参議院の委員会の中で、最もはやく閉会中審査を開けること
となりました。
閉会中審査にあたり、早期に開会できるよう、与野党筆頭理事間で、
真摯、かつ迅速に協議していただいたことに、心から感謝しています。
個人的には、臨時会が召集されていれば、常任委員長の任を
既に終えていたはずですが、国会法上、常任委員長は、本会議が
開かれない限り、新たに選任することができません。
余談になりますが、常任委員長の辞任に関しては、閉会中でも
出来るため、厚労委員長と環境委員長は、10月7日の大臣就任に
伴い、辞任を申し出て、辞任が許可されています。ただ、国会が召集
されないため、長期間にわたり、委員長の欠けた状態が続いています。
いずれにせよ、臨時会であれ、常会であれ、国会が召集されない
限り、次の委員長が選任できないため、予想外にも、今一度、
私が、委員長として経済産業委員会を開会することとなりました。
閉会中審査の質疑時間は、3時間。
参議院経済産業委員会を構成する8会派が質疑を行い
ましたので、一人あたりの質疑時間が長いとは到底言えません。
政府の答弁は、充分とは言い難いものや、国会で進捗状況を
質す必要性が認められるものがあり、長期間、国会が開かれない
ことの弊害について、問題意識を深めたところです。
これは、公正中立を旨とする立場での思いであり、与野党
問わず、この認識は共有していただけるものと感じています。
今回の短い閉会中審査の中でも、先般成立した法律に関して、
その後の行政権の取り組みを確認する旨の質問が出た際、
行政権に対する立法権のチェック機能が、国会が開かれていない
ことにより、働いていない、ややもすると行政権の独善になりや
しないか、と感じさせられる場面があったためです。
臨時会を例年通りに開会し、審議すべきと考えます。
ともあれ、昨年9月29日以来、常任委員長として
今日まで無事にその任にあたることができたのは、
理事・委員をはじめとする多くの方々のお支えあってこそでした。
本当にありがとうございました。
[追記]
参議院で委員会運営を担う部署は、「委員部」です。
委員会運営にあたっては、委員部主任が大きな役割を果たします。
これまで、信頼できる主任や委員部の皆さんに支えて
いただき、与野党双方で筆頭理事を務めることができました。
そして、昨年9月以来支えていただいた経産委の委員部
主任は、偶然にも、会社員時代から存じ上げていて、しかも
大学の先輩でした。お世話になり、ありがとうございました!
世間は意外と狭いものですねぇ。
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