２月１３日、参議院の招待により来日したナメ・コロンビア共和国上院議長一行が参議院を訪問し、尾辻議長、長浜副議長、議院運営委員長とともに懇談の場に出席しました。

コロンビアと日本の交流の歴史は長く、昨年、外交関係樹立１１５周年を迎えていること、本年は、第二次世界大戦後に両国の国交が再開してから７０年の節目の年であり、これを機に議会間交流が深まればと思います。

ナメ上院議長から、脱炭素に向けた取り組みと地方自治の進展に向けた取り組みに注力されている旨、あいさつがあり、とても印象に残りました。

夕刻は、ナメ上院議長秘書官とお話しする機会に恵まれましたが、上院議長に女性議長はこれまでいなかったものの、現在の政権においては閣僚の半分に相当する９閣僚が女性であること、２０００年制定の女性参画法により、各省庁職員の３０％以上を女性とする旨義務付けられていること、もちろん国会における女性議員の比率も高くなっていったことなどについて、具体的にお話をうかがいました。

なお、コロンビアにおいては、兼職が禁じられているため、上下院議員は閣僚等のポストを務めることができないということ、議長、副議長の任期が１年であることなど新たな知見も得、各国の議会制度について改めて勉強せねばと思うきっかけとなりました。