吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

議院運営委員会理事会

2024年2月8日

2月2日の参議院本会議において場内協議となった案件について、議院運営委員会理事会の開会を求め、これについて議運理事会で協議を行いました。

議運理事会開会までの間、場内協議の模様を関係理事で確認するとともに、会議録(未定稿)を精査し、今回のように社会的問題となった事案について、今後どのように答弁するのかも含め、理事会の場で整理・確認しました。

まず、場内協議となった案件は、外務大臣の答弁についてです。元総理の発言に対する受け止めを聞かれたことに対する外務大臣の答弁は、質問の趣旨を踏まえた分かりやすい答弁とは言えなかったことを場内協議で勝部理事が指摘し、再度答弁願いたい旨申し出たものの、再答弁には至らず、議運理事会で協議することとなりました。

事実、答弁の内容を精査しても、一般論なのか、元総理に対する発言に対してのものなのか判然とせず、また、外務大臣自身が問題と感じたが気にしていないのか、問題と感じていないのかも判然としないことから、今後は誠実に答弁するよう心がけてほしいと勝部理事は指摘しました。

場内協議の事実関係について認識を共有した後、各会派からの意見では、本会議は委員会と異なり全文通告であるのだから、充実した審議のためにも誠実かつ明瞭な答弁を求めることや、意図をとらまえた国民に伝わる答弁を願いたい旨の意見が出されました。

私からは、場内協議中に自民席から不規則発言や机をバンバン叩く議員もいらっしゃったようであるが、私の聞こえる範囲では自民の女性議員は静かであり、これが全てだと思うこと、言いたくても言えない、こうした状況を改めないといけないと申し上げ、だからこそ、外務大臣が元総理の発言を見過ごさず、正面から答えてほしかったという思いで協議に臨んでいること、今後は充実した審議のため正面から答えるよう伝え、自民筆頭理事からは、充実した審議のためには政府が誠実な答弁をすることは当然必要であることから、意見と併せて政府に伝える旨発言がありました。

いずれにせよ、今回の問題は発端となる発言をした元総理の認識こそが間違いです。なお、2月2日の本会議での場内協議を経て、同日夕刻に問題となった発言について元総理が撤回されました(が、発言した事実は消えませんし、かなしいことです)。

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