国会議員として在職２５年に達せられた金子原二郎議員が、３月31日の参議院本会議で永年在職議員表彰を受けられました。

現職議員として在職２５年に達した場合は、院議（本会議）をもって表彰する例となっており、３月１日で金子議員が在職２５年に達したことを受け、議運理事会で協議し、この度、本会議の議事日程となりました。

私にとって、党は違えど大変お世話になり、ご指導いただいた先輩議員です。

私がまだ１期目の頃、与党時代のことです。総務委員会の与党筆頭理事を非常に難しいタイミングで急きょ務めることとなりました。

そのときの野党筆頭理事が金子原二郎議員でいらっしゃったのです。

衆議院議員として５期、長崎県知事３期を既に務めておられた先輩議員です。私は、といえば初めての筆頭理事であるだけでなく、参議院ではねじれ状態で与党でありながら過半数を持たず、苦しい国会運営が続く中でのことでした。

私が筆頭理事に就任した時期は、そのタイミングでは絶対に通らないと言われていた法案が参議院に送付された時期、しかも、民主党大臣２人に対し、野党自民党から問責決議案が提出され、すべての委員会審議が実質ストップする中で、どうにかこうにか総務委員会だけは動かすことができたのです。

当時の野党筆頭理事が金子議員でなければ、色々なことがさらに難しく困難な状況になったでしょうし、その法案の趣旨説明もあのタイミングで行えなかったと思います。

金子議員の会館事務所に連日お伺いしたあの日々から10年近く経過しますが、この時の経験は今も活きています。本当にありがとうございました。

金子原二郎議員の永年在職議員表彰は、私にとって本当に嬉しく、議院運営委員会理事として表彰の場面に同席できたことを心から感謝しております。