吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

経済産業委員会(第189回国会閉会) 2015年09月30日

2015年9月30日
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第189回国会は、9月25日(金)をもって実質的な
閉会となり、9月27日(日)で245日間の会期を終えました。

安保法案採決をめぐる混乱は、看過できないものですが、
会期末を迎える以上、会期末手続きは与野党出席のもと、
行われました。

私は、昨年9月29日の参議院本会議において
経済産業委員長に選任されて以来、その任を
務めてまいりました。

公正中立を旨とし、この1年間は様々な点に留意し、
委員長としての任にあたってきたつもりです。今次
通常国会では、重要広範議案である電気事業法等の
一部を改正する等の法律
や、今後の企業活動を大きく
変えることになるであろう特許法改正や不正競争防止法
改正等、多くの法案審査に委員長として臨むことができました。

これまでの議員活動の中で、与党筆頭理事や野党筆頭
理事という、それぞれを代表する立場に立つことはあっても、
委員長として、公正中立な立場で委員会を運営することは、
私にとって初めての経験でした。

委員長就任直後には、経産大臣の交代がある等、もちろん
様々な出来事はありましたが、常任委員長としての1年間は、
思いのほか、議会人として、多くの気づきに恵まれました。

そしてまた、委員長としての1年間も、これまで同様、
参院事務局の皆さん、経産省や公取委の皆さん、そして
与野党問わず、多くの議員にお支えいただいて、委員長
としての任をほぼ終えることができました。

お世話になったすべての皆さまに心から感謝しています。
本当にありがとうございました。

9月27日で閉会した第189回国会は、これからを
生きる世代がこの時代を振り返った時に、間違いなく、
様々な記録が参照される国会になると指摘して過言
ではありません。

それは、安保法の審査内容であり、衆議院における
刑訴法案の審査内容であり、発送電分離を決めた経産委
での電事法等の審査内容であり、これまで従業員のもの
だった特許を企業のものとすることができる変更をした
特許法等の審査内容であり、これら国会での審査内容は、
将来にわたって参照され続ける大事な記録にほかなりません。

かつての国会質疑の中で、会議録の重要性を指摘した
こともありますが、大事な記録だからこそ、日本国憲法
にも会議録の記載があるものと強く認識しています。

次の国会から、立ち位置は変わることになると思いますが、
常任委員長としての経験も活かしながら、初心と感謝の
気持ちを忘れることなく、これからも活動を続けてまいります。

活動記録