経済産業委員会では、まず一般調査を行ったのち、議題を審査中のＧＸ推進法案に戻し、質疑終局を確認した上で、修正動議の提出、討論、採決、附帯決議という運びで衆院から送付された原案をそのまま可決するのではなく、「修正議決」を行うこととなりました。

これはとりもなおさず、提出された修正動議が賛成多数を得たためですが、ここに至るまで紆余曲折ありました。

脱炭素化が進むことによって、労働の公正な移行が進まなければ労働者にとっても不利益であり、円滑な移行が進まなければ労働者のみならず、地域社会にマイナスの影響が及ぶことから、条文に「公正な移行」の文言が明記されることの意味は非常に大きいと考えます。

自由民主党、立憲民主・社民、公明党、日本維新の会、国民民主党・新緑風会の各派、無所属議員を代表して国民民主党の礒﨑委員から修正動議が提出され、賛成多数をもって修正案は可決されました。

また修正案を除く原案全部についても多数をもって可決されましたが、この採決方法について、いまは控えますが、いつか思うところを書いてみたいと思います。

過去の本会議や委員会の運営を知っておくことは、いまに活きることにつながります。だからこそ、誰よりもこだわりを持って政策課題のみならず、法規先例についても勉強してきました。

多くの方に支えていただきながら、これまでの経験を活かしつつ、今次常会においては委員長としての務めを果たしてまいります。