経済産業委員会では、引き続き「脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律案」（いわゆるＧＸ脱炭素電源法案）の審査を行っています。

今回は、参考人の方に経済産業委員会にお越しいただき、参考人質疑を行いました。

３人の参考人から、まずそれぞれ１５分間お話をいただいた後、各会派から参考人に対して質疑を行いました。

参考人の方からは、Ｓ＋３Ｅ（安全性＋安定供給、環境、経済性）のバランスの回復の必要性、規律ある再生可能エネルギーの主力電源化の必要性、原子力制度、カーボンニュートラル実現のための方策（たとえばスマートメータ等の情報の活用やデータの共有化）、再エネ出力抑制緩和のための需要対策、原子力発電の運転期間制限の導入経緯、規制と推進の分離と今回の法改正の問題点等について、それぞれ貴重なご意見を頂戴しました。

委員長という立場ですので、法案の内容について言及することは控えますが、ほとんどの会派の質疑者の方はそれぞれの参考人の方にバランスよく質問をしていただきました。法案への態度が賛成であっても反対であっても、取り組むべき点やさまざまな課題が明らかになった参考人質疑ではないかと思います。

３人の参考人の方には貴重なご意見をお述べいただき、ありがとうございました。