経済産業委員会では、脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律案、いわゆるＧＸ推進法案の審議がはじまりました。本法案は、４月１４日に本会議で趣旨説明・質疑が行われた後、４月１８日から経済産業委員会で審議入りしたものです。

私が長く所属する総務委員会とは異なり、経産委員会の１日あたりの審議時間は長くても４時間程度が多いのですが、ＧＸ推進法案の委員会審議入り初日の審議は５時間コースでした。

質疑者も答弁者も委員長の指名を待たなければ発言できないことから、私は必然的にすべての質疑をとくに注意を払って拝聴する立場です。

〇省エネは進んだ一方で、国内産業が縮小してしまっているという懸念
〇脱炭素と経済成長の両立が必要不可欠
〇第６条に規定される脱炭素に向けた「脱炭素成長型経済構造移行推進戦略」の在り方
〇ＧＸ移行債の発行方式
〇破綻に対する懸念
〇対象に洋上風力を加える必要性
〇本法律案提出前のパブリックコメントの在り方と期間設定のあり方（年末年始と重複）
〇環境負荷の低い商品が購入される機運の必要性
〇失業なき労働移行「公正な移行」の在り方
〇下請け事業者の保護の在り方
〇リスキリングの対象者
〇今後の会議体や検討主体の在り方

興味深くすべての質問を拝聴し、とくに気になった点は上記のとおりですが、次の委員会では参考人の方からもご意見を聴取する予定ですし、質疑が深まることを期待しています。