毎週出席している総務部門会議では、国会承認案件であるＮＨＫ予算についてＮＨＫ会長から説明を受けました。

年度末に総務委員会で必ず審議されるＮＨＫ予算案について、本来計上してはならない項目が計上されており、その経緯について説明を受けました。そもそも、それを内部でチェックしなかったＮＨＫに最大の責任があるものの、ＮＨＫ予算案に対して総務大臣意見を付した総務省、そしてそれを審査する国会の側も反省すべき事案でもあります。

ただ、国会に提出されている（総務省に対してもそうだったと思いますが）資料を眺めても、今回問題となった項目については表出しておらず、その時点で見抜くこと自体は難しかったものと思われますが、そうであったとしても、問題ある予算案を承認した事実にはほかならず、もどかしい思いでいます。

個人的な思いを述べることを許されるなら、今回のＮＨＫ予算案については偶然にも総務委員会所属ではないため、委員会の審査や採決に加わっていないことで少しほっとしている自分がいることでしょうか。ただし、本会議の採決には加わっていますから、結局は何もいえません。

今回の問題は、ＮＨＫの前執行部の問題であるとは思われますが、いまの会長体制で原因究明等の検証がなされること、経営委員会の機能が発揮されることなど、注意してみていかねばならない課題です。