吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

議運理事会(6月14~15日・計9回)2017年06月14日

2017年6月14日

2017年6月14日は、組織犯罪処罰法改正案、
いわゆる共謀罪法案を法務委員会で審議中にも
関わらず、これを途中で打ち切り、委員会で採決
することなく、本会議で法案の採決を行ってしまう
という議会制民主主義の根幹を揺るがしかねない
議事日程が追加された日となってしまいました。

そもそも前日の議運理事会でも、当日の9時30分
からの議運理事会でも、6月14日の議事日程は、
議了案件の採決と6月13日に野党が提出した
内閣府特命担当大臣、ならびに法務大臣の問責
決議案の処理のみでしたし、9時40分からの議運
委員会でも確認済みでした。

さらに、議運理事会の再開は、会期末でもあること
から9時30分の理事会において、与党筆頭理事から
本会議散会後に再開したい、との申し出があり、
本会議散会後の再開で合意をしていました。

ところが、昼の休憩中に、与党筆頭理事から法務委で
審議中の共謀罪法案について、委員会採決を省略し、
本会議で法案の採決を行う「中間報告」動議を追加
したい、ついては議運理事会もどこかで再開して欲しい
との連絡が入ったのです。

法務委は与党委員長であり、委員の過半数も与党
委員で占めている状態で、委員会で審議を続行できない
理由もなければ、採決ができない理由も見当たりません。

与野党間で合意した日程を覆すのみならず、議会制
民主主義を揺るがしかねない中間報告の議事の追加
だけは、絶対に容認することができませんでした。

議事日程の追加を巡っては、筆頭間協議を
含め、理事会自体も深夜に何度も開会するなど、
野党第一会派として、議運理事会の場でも最後
まで取り得る手段は講じましたが、数の暴力である
採決の強行には叶いませんでした。

悔しさを糧に、前に進んでいきたいと思います。

〇6月14日(水)の流れ

9時30分 議運理事会(1回目)
9時40分 議運委員会(1回目)
10時1分~11時32分 本会議(議了案件、内閣府特命担当大臣問責決議案)

15時20分 議運理事会(2回目)
16時20分 議運理事会(3回目)
17時00分 議運理事会(4回目)

17時31分 議運委員会(2回目)※中間報告動議の議事日程等を追加
18時21分~21時42分 本会議延会(法務大臣問責決議案、議運委員長解任決議案)
23時00分 議運理事会(5回目)

〇6月15日(木)の流れ

0時30分 議運理事会(6回目)
2時31分~4時33分 本会議(中間報告動議、法務委員長の中間報告、直ちに本会議で審議する動議)
4時37分 議運理事会(7回目)
5時41分~7時46分 本会議(中間報告案件・共謀罪法案審議、討論、採決)
7時54分 議運理事会(8回目)
14時10分 議運理事会(9回目)

活動記録