吉川さおり 参議院議員(全国比例)

活動記録

議院運営委員会(意見表明)2017年06月15日

2017年6月15日

2017年6月14日の参議院議院運営委員会の
会議録
をご覧いただくと、議運委員会の休憩前
までは与野党合意のうえ、当日の議事日程が
決定したことが見て取れます。

他方、休憩を経て、夕刻に合意なきまま再開
された議運委員会は議場騒然となる中、共謀罪
法案の委員会採決が省略され、本会議で採決
するという議事日程が追加されたことが会議録
からも分かります。

会議録を読むと、9時40分からの議運委では、
議了案件の採決と、既に提出されている内閣府
特命担当大臣と法務大臣の問責決議案の処理
のみを行うこと、内閣府特命担当大臣の問責
決議案の処理が終われば、13時まで休憩と
することで6月14日の議事日程は決定したとしか
読めません。

しかしながら、議運委は野党が反対する中、
17時31分に再開され、その場において、法務
委員会で審議中の共謀罪法案を委員会採決を
省略して本会議の議事にしてしまうという乱暴な
行為が行われてしまったのです。

法務委員長は与党委員長であるにも関わらず、です。

私は、議運筆頭理事として、議会のルールを無視し、
与野党の合意までをも反故にする議事日程の追加を
許すことはできませんでした。

本当に突然のことでしたが、中間報告については
自身で過去例を調べ、立法府でどのような経緯を
辿ってきたのかを議運理事になって以降、自身で
調べていましたので、全くのノー原稿でしたが、
今回の与党による中間報告動議が議会のルールを
いかに逸脱したものであるか等、思いの一端を意見
として申し上げました。

ただ、数の力に叶わず、動議は可決され、その後
再開された本会議では、これらの議事日程の
追加を容認した議院運営委員長に解任決議案を
出さざるを得ず、行政府の立法府軽視について、
登壇のうえ、趣旨説明を行いました。

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