NHK技研公開2026
NHK技研公開2026に、10数年ぶりとなりましたがその展示を見学させていただきました。
本会議が終わって、夕方の予定までの間のごく短時間での見学となりましたが、ひと昔前に「通信と放送の融合」というフレーズが頻繁に飛び交った時代がありましたが、久々の技研公開で改めてそうなんだよな‥と実感させられる展示があり、そういえば、直近の改正放送法において、NHKの必須業務にインターネット活用業務が追加になったなあと思いを馳せることになった技研公開でした。
ちなみに、直近の改正放送法は、令和4(2023)年5月16日に参議院総務委員会で審査が行われ、私も質疑に立ちました。この際、取り上げた着眼点を基にした新聞社の社説が後に出るなどしましたので、おそらく放送法やNHKにとって後から振り返れば分水嶺となる改正だったように私は捉えています。
それはさておき、技研公開での展示は通信事業者出身としては興味を惹く内容や放送法の歴史に照らして興味深いものも多くありました。
たとえば、NHKは深海でダイオウイカを初めて撮影に成功しましたが、現在は深海の道の領域を高精細な映像で記録できる8K深海撮影システムとそのカメラは水圧に耐えうる装備になっており、目を引くものでしたが、私にとってはそれにつながる光ケーブルとその保護膜でした。


←深海の水圧に耐えられるカメラと光ファイバケーブル(光ファイバ自体は髪の毛より細い)、カメラは水圧に負けないゴツイつくり
→8K深海撮影システムパネル
ほかには、周波数を効率的に利用する放送ネットワークの構築として、地上放送システムの維持・発展に向けた伝送技術の紹介やイマーシブメディアの高品質ライブ伝送のための360度映像ライブ伝送を支える符号化技術の紹介などが目を引きました。


ただ、新たな技術もこれまでの放送技術の基盤があってこそだと考えており、真空管などNHK放送博物館に所蔵しているこれまでの技術の蓄積の展示物を見ることを好んでいます。
NHK放送博物館は、昨夏の4期目の改選後、国会から歩いて初めて訪れましたが、NHKや放送法がなぜ誕生したり制定されたりしたのかは、過去の歴史に学ばなければなりません。いまと未来だけを語るのではなく、過去の歴史の上に我が国があることを自覚することの大切さを改めて痛感しました。
あと、NHK放送博物館内にある図書・史料ライブラリーはこじんまりとしていますが、過去の資料(史料)に簡単にアクセスできますので私にとっては飽きない場所です。
