吉川さおり 参議院議員(全国比例)
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活動記録

海底ケーブル敷設船「きずな」視察報告④

2025年11月15日
  • 海底ケーブル敷設船「きずな」
  • 船内会議室(レク)
  • 海魂の碑
  • 献花

海底ケーブル敷設船「きずな」視察報告④
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最終回の今回は、海底ケーブルを取り巻く実情と課題というより、海底ケーブル敷設船が災害対応を行った実績と過去の歴史について少しだけ触れたいと思います。
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海底ケーブル敷設船「きずな」の災害対応
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能登半島地震における災害復旧支援活動にも「きずな」は参加しています。

2020年9月11日のNTTとKDDI両社による社会貢献連携協定の一環として災害時の物資運搬などに関する相互協力が開始されていたこともあり、能登半島地震の際には、NTTドコモとKDDIの基地局を長崎を拠点とするNTTワールドエンジニアリング社の「きずな」に積載して対応しました。

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海魂の碑「小笠原丸の悲劇」
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小笠原丸は、NTT・電電公社の前身である逓信省の海底ケーブル敷設船でしたが、終戦直後の昭和20年8月22日、北海道増毛町沖で、樺太からの引き揚げ船として逓信省からの命を受け、小樽に向けて引き揚げ者・乗組員700名を乗せ航行中に、旧ソ連の潜水艦の攻撃を受け沈没しました。

その時、引き揚げ者581名、乗組員57名が犠牲となり、犠牲になられた先輩の皆様に献花を行い、平和への祈りを捧げました。


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ほかにもご報告したいことはたくさんあるのですが、今回の海底ケーブルを巡る実情視察の報告についてはこの辺で一旦終わりたいと思います。島国である我が国の国際通信は、報告①で紹介しましたとおり、99%が海底ケーブルを経由しているものです。

その運用が法的にも様々課題を抱えており、柔軟にできる体制を構築すべきと考えますし、経済安全保障の観点からも国策として取り組む必要があるとも考えます。

総務委員会の委員長の任にある間は、国会質疑の場には立てませんが、法的課題や実情について知見を深める努力をしていきたいと思います。

今回の視察にあたり、ご協力をいただきました関係者の皆様、本当にありがとうございました!!
久々の出会いもあり、学びの機会にもなり、今後の国政活動に活かしてまいります。