第２１９回国会（臨時会）召集日最初の参議院本会議にて、総務委員長に選任されました。

私にとって、３回目の常任委員長となりますが、常任委員長は国会法に規定のある国会役員でもあることから、常任委員長の辞任・選挙は参議院本会議で行われることとなります。

これまで２回の常任委員長は経済産業委員会の委員長でしたので、総務委員会の委員長は初めてとなります。ただし、３期１８年間の議員活動の中で、経済産業委員長の任にある以外は、一貫して総務委員会の所属であり、また、（少数）与党筆頭理事も野党筆頭理事も務めてまいりましたので、その委員会の委員長の任はまた格別の思いがあります。

もちろん、公正中立な運営を求められる常任委員長の任にある間は、国会質疑に立つことは原則かないませんが、一貫して所属している委員会の委員長はまた思い入れが違います。

今夏の参院選で、参議院においてはこれまでより多党化が進み、会派の数が増えるとともに、委員会の構成も複雑になりました。例えば、私が初めて参議院に議席を預けていただいた２００７年の総務委員会の構成は、自民、民主、公明、共産、社民の５会派だけだったからです。

２０１２年１２月の民主党政権の瓦解とともに、野党が細分化し、また各派に属しない議員も増え、総務委員会の構成も複雑化しています。そして、少数与党という難しい要因も絡まり合うことになりますが、いまよりしんどい少数与党下で私は与党筆頭理事を務めてもまいりました。

これまでの経験を活かして３度目の常任委員長の任を務めたいと思いますし、本来のあるべき姿にもこだわってまいりたいと思います。そして、前回の常任委員長在籍時と同様、中立の立場で政策課題をはじめとするさまざまな勉強をしたいと考えています。