参議院本会議で経済産業委員長として委員長報告を行いました。

「外国為替及び外国貿易法第１０条第２項の規定に基づき、北朝鮮を仕向地とする貨物の輸出及び北朝鮮を原産地又は船積地域とする貨物の輸入につき承認義務を課する等の措置を講じたことについて承認を求めるの件」、いわゆる北朝鮮を巡る国会承認案件について、経済産業委員会における審査の経過と結果について報告しました。

本承認案件は、最近は２年を期限としており、その都度国会の承認を求めており、前回の経済産業委員長時代にも、これは偶然ですが２回（平成２５年３月、平成２５年８月）の委員長報告を行っています。

本件は、北朝鮮への全ての貨物の輸出及び北朝鮮からの全ての貨物の輸入につき、令和５年４月１４日から令和７年４月１３日までの間、引き続き、経済産業大臣の承認を受ける義務を課する等の措置を講じたことについて、外国為替及び外国貿易法第１０条第２項の規定に基づいて国会の承認を求めるものです。

委員会での主な質疑の項目として報告したのは以下のとおりです。

〇対北朝鮮制裁措置の意義及び効果
〇拉致問題、ミサイル問題等の北朝鮮をめぐる諸懸案への今後の政府の対応方針

本件は全会一致をもって承認すべきものと決定したことを報告し、本会議での採決も全会一致で承認されました。おそらくは、この承認案件が常任委員長としての当面最後の委員長報告案件になると思われます。

全会一致でもありましたので、ずっと前を向いて委員長報告を行いましたところ、与野党双方から大きな反響をいただきました。前回の経済産業委員長時にもいただいたことですが、与野党各会派の皆様、この間、誠にありがとうございました。