政府4演説聴取時期
平成27年度予算が国会に提出された2月12日、衆参両院本会議において政府4演説を聴取しました。
今日は、政府4演説の聴取時期について注目したいと思います。
演説を早く聴取出来た国会もあれば、様々な事情で遅くなった時もありました。
今回の聴取は、昨年末の総選挙の影響もあり、遅い方から数えて4番目なのです。
○演説聴取が早かったのは、下記の常会。
平成20年(2008年)第169回国会:1月18日
平成11年(1999年)第145回国会:1月19日
平成16年(2004年)第159回国会:1月19日
○演説聴取が遅かったのは、下記の常会。
平成6年 (1994年)第129回国会:3月4日
平成25年(2013年)第183回国会:2月28日
平成10年(1998年)第142回国会:2月16日
平成27年(2015年)第189回国会:2月12日
過去、演説聴取が遅かった3回は、いずれにおいても年度内に予算案が成立せず、暫定予算となっています。
過去の例に倣って、衆参両院予算委員会で予算案をちゃんと審議するならば、今回も暫定予算が見込まれますが、圧倒的与党多数を背景に、採決時期次第になりそうな気配です。
国会は内閣の追認機関ではありませんので、議会人の私としては、国会で充分時間をとって予算案をしっかりチェックすべきと考えます。
