議会開設記念と国会議事堂
今回は国会雑学というか、ちょっとしたお話を紹介したいと思います。
今から約5年前の平成22年11月29日は、議会が開設されて120年を迎えた日です。
記念すべき節目の議会開設120年に向けて、様々な準備が行われたのですが、最も分かりやすいのは、国会議事堂関連だったと思います。
特に、国会議事堂外部は、専用洗剤と高圧洗浄で外壁の汚れを落としてコーティングを施す作業と、窓ガラスを枠ごと取り換える作業が行われました。
before and afterの写真、どこかにあったよなぁ、と思って探しました!同じような天気、かつアングルの写真、意外とないものです・・。

平成21年(筆者撮影)

平成27年(筆者撮影)
撮影時刻や陰影等の影響があるため、単純には比較できませんが、やはり白くなっていますね。特に、洗浄直後は、かなり白さを感じたものです。
で、今回の本題はここからです。
国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関ですし、その象徴の一つが国会議事堂なので、あまりに白すぎるのもどうかねぇ・・ということで、どの程度白くするかは難しいところでした。
そこで、お試しでやってみた箇所があるのです。外部から見えない場所ですから、どうってことないのですが、白いですね(写真の下部)。

平成27年(筆者撮影)
試行錯誤を経て、重厚感ある今の国会議事堂になっているのです。
行政権の下請けなどではなく、唯一の立法機関にふさわしい議論が、ここでなされるはずです。
